通訳者になる、という気持ち
今学期も、小松達也先生の特別通訳レッスンを受けています。単位のためではなく、純粋に練習させてもらっているんです。先生のレッスンを受けるようになってから2年も経つのに、今でも付いていくのがやっとといった感じ。いつも喝を入れられています。先週のレッスンでも、同時通訳の練習で結構うまくいったかな、と思えるときがあったんですが、ブースから出てきた私に、「村上さんは、柔軟性に欠けている」、と一言。今週も、「村上さんは、無駄な言葉が多い」とのこと。レッスンの後はいつもへこむし、自信を無くしそうになるけれど、それが「もっと上手になりたい」という原動力に変わるんですよね。これは、小松先生の素敵な魅力です。
先日カレッジプラザで、社会人講座「通訳と英語」を受講してきました。講師はもちろん我が師匠、小松先生。そこでの先生の言葉が印象的だったんです。
「ちゃんとやれば、できるんです。不可能なことではないんです。」
通訳って、すごく難しそうなイメージがあるし、同時通訳は人間離れした技だとすら思えます。でも、できるようになるのだそうです。じゃあ何をすればいいのか、というお話は来週になるようですが、この言葉がすごく説得力があって、勇気をもらいました。一念発起して「通訳者になる」と心を決めたら、あとは自然とやるべきことが見えてくるのでしょうね。私に足りないのは、「通訳者になる」という強い気持ちなのだと、気づかされました。
by serendip_love
| 2010-11-04 22:21
| 翻訳・通訳