拍手の講義
今日から第3ピリオド、国際マーケティング論の講義が始まりました。ストックホルム大学に来てから受講したコースは、どちらもセミナー形式だったので、大きなホールでの講義は初めて。すごく新鮮でした。そして教授の雄弁ぶりに圧倒!スウェーデン人ですが、きれいでわかりやすい英語を巧みに操り、内容もしっかり把握していたので、すごく説得力がありました。まさにレクチャラー。あっという間の3時間でした。スライドも時間ちょうどに終わり、そして講義終了後、学生たちから大きな拍手が!へーっ、そういうもんなんだ!日本の大学の講義でも拍手をするものなんでしょうか?私が通っているAIUは少人数制なので、レクチャーホールもないし、教授との距離も近いせいか、授業が終わってから拍手が起きるという雰囲気ではないですね。天気のいい日は屋外のベンチで授業をすることもあるくらいフレンドリーです(笑)学生の発表には拍手をするのだから、教授に対しても感謝と尊敬の念をこめて拍手をするのがいいですね。
プレゼンが苦手な私。自分の情熱を、あの教授のように伝えられたらいいな、そう思っていたとき、AIU入学当初履修したスピーチコミュニケーションの授業でのことを思い出しました。一人5分間のスピーチをする機会があり、働いていたころの経験について発表しました。ビデオが回っていて、村上はとっても、とーっても緊張していました。小2のとき、英語スピーチコンテストに参加したことはあるけれど(銀賞でした)、物心ついてから人前で、しかも英語で発表するなんて初めてのことだったので、膝と腕がガクガク震えて、それが止まらないとわかると、さらに震えてきました。あとで自分のスピーチをビデオで見てみると、声もこわばっているし、膝の震えもしっかりわかるほどでした。でも何度も練習しているうちに、緊張はするけれど震えることはなくなりました。その授業のファイナルプレゼンでは、大好きな俳優マイケル・J・フォックスの病(パーキンソン病)に対する前向きな姿勢について、堂々と発表することができました。それから何度もプレゼンをする機会があったけれど、あの時ほど自信を持って発表出来たことはないかもしれない。そっか、大好きなことや、どうしても誰かに伝えたいことなら、どんなに緊張したってしっかり発表することができるんだ。心からの声じゃないと伝わらないんだ。スピーチコミュニケーションの授業で何度も聞いた、マーティン・ルーサー・キング・Jr牧師の"I Have a Dream"スピーチのように。大好きな経済学の山本先生が見せてくれた、Apple社のスティーブ・ジョブズ氏の"Stay Hungry. Stay Foolish."スピーチのように。
どちらも魂震える素晴らしいスピーチです。是非聞いてみてください。
by serendip_love
| 2007-04-03 06:28
| SU(ストックホルム大学)