今日はハロウィン、10月最終日ですね。実は私、大きな決断をしていました。在宅翻訳をしている会社を辞めることにしたんです。今日が業務最終日で、明日貸与されている携帯やSPCを返却しに行けば、すべて完了です。在宅とは言え、仕事をするからにはしっかりこなしたい。けれど育児やその他のこととの両立をしなくてはならず、本当に大変でした。やることの全体量を減らさなくてはならない状態になり、保育園入園ができなかったこともあって、育児と学業は量を減らすわけにはいかないし、自分のビジネスは続けたい。在宅翻訳の仕事を辞めるという選択は自然なことでしたが、決断までには相当な勇気も必要でした。
まず収入が減ること。自分で交渉までして、秋田ではほとんどないような時給をもらっていたので、1日数時間でも結構な額になります。それを諦めるのはやっぱり寂しいなあ。
企業に属しているという立場を失うこと。同年代の友だちがバリバリ働いていたり、仕事に本格復帰したりしているのを見ると、自分は会社を辞めていいのだろうか、と人と比べてしまう自分もいました。それと同時に、翻訳という仕事を通して、海外の一流メーカーとのコミュニケーションを助けていたという自負があったので、それを続けられないのは残念で仕方ありません。
そして、技術翻訳の仕事、特に英訳を、面白いと感じるようになってきた時期だったから。せっかく3年近く積み上げてきたものがあるのに、ここで辞めてしまうのはもったいないような気がします。これまでゆっくりと上達してきたのですが、最近学習曲線がぐんと上がったように実感していたんです。もちろん自分のビジネスで役立つこともあるでしょうが、毎日技術英語を浴びている状態ではなくなれば、錆び付くことは必至でしょう。
そんなことから決断を後に後にとしていましたが、いろいろと思うところがあり、今月上旬に上司に伝えたんです。すると面白いもので、自分のビジネスの方が忙しくなって、11月のスケジュールは予定がいっぱい。通訳も2件あり、ゆっくりする暇もなくすでに準備に追われています。決断すれば、次のことが向こうからやってきたという感じ。その決断で失うこともあるけれど、その分新しく得るものもあるのだと思う。この決断をして、きっと良かったと思う。
何より、これからはカノンとの時間をもっと楽しむことができると思います。好きな時間に出かけたり、行きたいとせがまれたときにすぐ散歩に行けたり、そんなささいなことが嬉しいのです。自分で決めたことだもの、自信を持って、人生もっと楽しまないと!